Taichi media record

@cubid_10411 が書いたなんかのレビュー

個人的2017年トップ10ゲーム

2017年はゲーマーにとって凄まじい年だった。多くのゲームメディアが「2017年に評価されたければ”良いゲーム”では足りない」だとか、「2017年はゲーム業界史上最高の年」などと書き連ね、筆者自身もそれが間違いだとは思わない。

任天堂は新たなハードとそこで展開された「ゼルダの伝説 Breath of the wild」や「スーパーマリオ オデッセイ」などといった素晴らしいタイトルによって大復活を遂げた。多くのゲーマーからの支持を集め、任天堂のかねてからの悩みの種であったサードパーティーによる支持も、ベゼスダやEAが積極的に参入することで市場ができつつある。 同時にPS4XBOX ONE、PCをはじめとするハイエンドゲーム市場も成熟を迎え、数々の大作がリリースされた。特に「Horizon zero dawn」や「Assassin Creed's Origin」といった、AAA大作ゲームという保守的になりやすいゲームにおいて新しいIPであったり、シリーズを見直すような試みが行われるなど、かつてなく野心的な年となった。

同時に、2017年は国産ゲーム復活の年といえるだろう。「NieR Automata」や「仁王」、「バイオハザード7」、「ペルソナ5」などは海外で予想をはるかに超える高評価を獲得し、「ドラゴンクエストⅪ」は国内で最も売れたソフトとなった。 そして国内において、2017年はインディーズゲームの年でもあった。「UNDERTALE」や「Owlboy」、「VA-11 HALL-a」、「2064: Read Only Memories」といった既に海外で高評価を受けていたインディーズゲームが正式に日本語訳されリリースされた。同時に「RUINER」や「Hyper Light Drifter」、「Cuphead」といった新しいタイトルも登場し、かつてない盛り上がりがあった。

個人としても、今までの中で最も多くのタイトルをプレイした年となった。筆者は2017年に25本のタイトルをプレイし、そのうちレビューを書く気が起きたものが20本、実際にレビューを書き上げることが出来たのが13本だ。 そこで今回、筆者の個人的2017年トップ10ゲームを挙げさせてもらおうと思う。このような記事は本来年末に上げるべきだと思うが、間に合わなかったからしかたない。

このランキングは2017年に発売されたゲームのうち、筆者がプレイしたものから個人的な好みで選ぶ。残念なことに、ここに該当するゲームは合計でたった13本しかない。(もう一人僕がいればいいのに) 不思議なことに以前から発売されているものの、2017年に国内発売した「UNDERTALE」はリストに入り、まだ国内発売されていない「Cuphead」もリストに入っている。まあいいでしょ?

10位

NieR Automata

f:id:taichifurukawa:20171201003034j:plain レビューはこちら

レビューでは結構欠点を挙げてしまったが、実際のところこのゲームは相当楽めた。アクションは楽しいし、あの儚い物語は心にグッとくるものがある。

9位

Owlboy

f:id:taichifurukawa:20171130032305p:plain レビューはこちら

Owlboyは国内において影がうすくなってしまった印象は否めない。海外のゲーマーにとっては2016年のゲームであるし、国内のコンソールゲーマーにとっては2018年のゲームだ。(2018年にPS4とSwitchで出る) しかしOwlboyのストーリーは最高で、数えきれないほどの感動的なシーンがある。そしてゲームプレイのクオリティも非常に高かった。しかし2017年で競争に打ち勝つほどの衝撃がなかったのも確かだ。

8位

Hyper light drifter

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死にゲーと剣戟アクション好きの筆者にとってマストバイであった一作だ。素晴らしいアートワークに言及することもできるが、何よりも素晴らしいのはアクションだ。フロムソフトウェアアクションRPGや、「Hotline miami」が好きならば今すぐ買うべきゲームだ。

7位

Star Wars battlefront 2

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マイクロトランザクションと「pay to win」的課金システムによって批判が集まった本作だが、筆者がスターウォーズのファンということもあってかなり楽しんでいるというのが正直なところだ。 スターウォーズの世界観を完璧に(ほんとに完璧)再現した世界で兵士となって戦うだけでうれしいものがあるし、実際のゲームプレイもよくできている。 残念ながら本作をレビューする気はない、有名な大作であるし、マルチプレイ中心なゲームをレビューする気もおきない。

6位

Cuphead

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「Cuphead」についてはレビューが間に合っていなが、近日中に書くつもりだ。 素晴らしいゲームだった。説明不要の、30年代アニメーションを忠実に再現したゲーム全体のアートディレクションと、意外にもしっかりしたストーリーやキャラクター設定、その素晴らしいサウンドトラックなど、「こんなゲーム見たことない!」と何度も驚いた。それでいてゲームプレイを全編ボス戦というハードな死にゲーに仕立てているのだから驚きだ。

5位

Horizon zero dawn

f:id:taichifurukawa:20171130032503p:plain レビューはこちら

本作は2017年に二番目にプレイ時間が長いゲームだった。ご存知の通りオープンワールドのゲームとは思えないほど美しく、フォトリアルなグラフィックが特徴的だが、個人的にうれしかったのは機械獣とのバトルの楽しさだった。ストーリーはうまくまとまりすぎていて、今後このIPの続編がどういった形になるか想像できないが、来年以降のゲリラゲームスの活躍に期待だ。

4位

VA-11 HALL-A

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本作はゲームそのものがもつ雰囲気、ストーリー、音楽、すべてが好みにドンピシャだった。全編お酒を片手にプレイしたため、バーに訪れる人々や、主人公であるジルの物語によって何回か泣かされてしまった。そしてなにより本作は、ゲームという表現媒体が、製作者らのごくパーソナルな経験や視点で描かれるストーリーによってプレイヤーの共感を獲得出来ることを証明してみせた。

3位

RUINER

f:id:taichifurukawa:20171201003038j:plain レビューはこちら

本作は「今年のベストアクション」に挙げることもできる。ダッシュして打つ。ダッシュして殴る。そのピュアでハードなゲームプレイは快感そのもので、何時間でも戦っていられる。同時にトップダウンシューターに2Dグラフィックやタイポグラフィを用いたビジュアルエフェクトはセンスの塊で最高にクールだ。

2位

UNDERTALE

f:id:taichifurukawa:20171201003041p:plain レビューはこちら

まさに羊の皮をかぶった狼のようなゲームだった。マザーシリーズにインスパイアされたRPGかと思いきや、衝撃作とも言えるストーリーと演出で驚かしてくれた。同時にゲーム全体の雰囲気や、サウンドとバトルシステムは非常にハイクオリティで、その世界観とキャラクターたちの魅力も重要な要素だ。素晴らしい3本仕立てのストーリーはプレイヤーの選択によってこのゲームの全く違う側面を見せてくれる。あるストーリーではかつてないほど感動し、あるストーリーでは下手なホラーゲームよりも恐ろしい思いをした。

1位

ゼルダの伝説 Breath of the wild

f:id:taichifurukawa:20171130031911p:plain レビューはこちら

堂々の1位はゼルダだ。実際のところ全く迷うことがなかった。2017年に最も長くプレイしたゲームでもあるし、同時に最もハイクオリティなゲームでもある。 本作はこの時代における新たな古典となり、同時に業界のベンチマークとして今後君臨することになる。それほどすごいゲームだ。

残念ながらプレイできなかったゲームたち

上記以外でも、素晴らしいゲームが多く発売されたのが2017年だ。以下はそんな「やりたかったけどできなかったゲーム」を挙げていく。これらは2018年度以降、少しづつやるかもしれないし、永遠にやらないかもしれない。

2018年期待のゲームたち

そして2018年も2017年並みの素晴らしい年になることを願おう、今わかっているだけでも楽しみなタイトルがたくさんある。それらを挙げよう。